環境にやさしい商店街

築港商店会

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~「ふるさとたまの!ののちゃんの街」の取り組み~

 玉野市では、当地出身の人気漫画家いしいひさいち氏が朝日新聞で連載中の「ののちゃん」などの漫画キャラクターを町全体に散りばめ、その漫画の世界を玉野のまちづくりに活かす取り組みが行われており、築港商店会がその取り組みの一翼を担っています。
築港商店街に設置された看板  「ののちゃんの街づくり」の発起人である玉野市中心市街地活性化協議会「いしいひさいち部会」部会長は、以前から知名度のあるいしい氏の漫画を用いてまちおこしをしたいとの熱い思いを持っており、「いしいひさいち先生のまちづくり」についての提言書を玉野市に提出しました。しかし、これはすぐには実現しなかったものの、その後、市では玉野市出身の著名人との接触を開始し、いしい氏本人の承諾を得たことからこの取り組みが始まりました。
 この取り組みは商店街への看板やタペストリーを設置することから始まりました。平成22年3月、いしいひさいち部会運営資金の協賛金集めを開始したところ、多くの企業から協賛金が集まりました。4月からは、毎週土日に「いしいひさいち展覧会」を開催すると、直島への観光客が立ち寄るほか、市内や近隣都市からのお客さんも増え、中には東京から来街する方もいるほどです。
イベント:ののちゃんピンボール  さらに、ののちゃんキャラクターを使ったTシャツ、マフラー、タオル、ステッカー、シールなどのグッズ製作や、瀬戸内国際芸術テントへの「ののちゃんブース」の出展、イベントへの参加などに取り組みました。展覧会場は部会メンバーの手づくり、持ち寄りにより行われています。その他の取り組みも、市内の様々な分野で働いている方に部会への参加を呼びかけることによって、実現が可能となりました。
 「いしいひさいち展覧会」の来場者を一層増やす試みとしては、商店街の店舗に協力を呼びかけ、6月からは築港商店街での食事利用券(50円引き券)の発行に取り組むなど、商店街との連携が進められています。
 今後は、市内の他の組織や施設とも連携しながら、「ののちゃんの街」をさらに広め、ののちゃんグッズの売上で財源を確保するほか、玉野市や岡山県の支援メニュー、中心市街地活性化基本計画における支援(国の支援)の活用を目指しています。また、玉野市全体への取り組みを強化するため、築港商店街との更なる連携を図り、まちの活性化を担って行きます。

商店街概要

商店街名 築港商店会
所在地 岡山県玉野市築港
会員数 51
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