環境にやさしい商店街

高槻センター街商店街(アート DE わくわくストリート実行委員会)

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~ アートを取り込んだ商店街活性化の取り組み ~

商店街を彩るアート  平成22年10月に10周年を迎える高槻センター街商店街の「アート de わくわくストリート」は、「街がまるごとミュージアム!」をコンセプトとしたでアートイベントで、商店街をはじめとした、高槻市中心市街地のあちこちで、様々なアートプロジェクトが1ヶ月間開催されます。
 本イベントの運営主体は、ボランティアスタッフを中心とした「わくわくストリート実行委員会」で、彼らは「子どもから大人までいろんな世代がアートでつながり、地域の人達を巻き込みながら高槻の街を活気ある空間にしていく」ことを目標に活動しています。同実行委員会には、市民、商店主、ギャラリー、行政等、様々なメンバーが参加している他、アートの展示やワークショップ等には、幼稚園から大学生までの若い世代が参加できる工夫が凝らされています。
 本イベントは、当初 「見上げれば子どもたちの夢が一杯」をテーマとし、市内の保育所から高校生まで幅広い年齢層の34グループ、人数にして1,000人以上の子どもたちが絵画の制作に参加していましたが、イベントが継続するにつれ、児童を対象とした企画と、アートイベントとしての企画が混在したため、「全体のコンセプトをリニューアルしよう」という関係者の意見が強くなりました。
ライブアートの様子  その結果、平成20年度からは、「広がりと連携」をテーマに、ライブアート、ワークショップなど多数の企画を新たに加えたことにより、アートイベントとしての色彩がより強まりました。また、プロジェクト数が飛躍的に増えたほか、参加する若手クリエイターの層等の厚みが増し、イベントとしての規模が大幅に拡大しました。
 平成22年10月現在、芸術系の学生の協力による、商店街や広場などでのライブペイントや、著名なクリエイターによるワークショップ等が開催され、作品数 総計約1,000点、高槻市中心部の商店街、百貨店、銀行、企業など45の会場が作品の展示会場となるなど、「わくわくストリート」は大阪を代表するアートイベントへと成長しています。また、メインスポンサーとして大手の放送通信サービス会社が参加したことにより、多数のプロジェクトの展開が可能となり、「街がまるごとミュージアム!」というコンセプトに合致したイベントへと近づいています。
 更に、本イベントを通じて、市内、周辺都市の若手クリエイターとのつながりや、学生とのネットワークが構築されつつあり、「わくわくストリート」以外のまちづくりの取り組みにも活かせるのではと期待されています。

商店街概要

商店街名 高槻センター街商店街振興組合
所在地 〒569-0803 大阪府高槻市高槻町14‐23
会員数 84
URL http://www.centergai.net/