環境にやさしい商店街

花しょうぶ通り商店街振興組合

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~ 街の駅「力石」、彦根街の駅「戦国丸」での一連の取り組み ~

 花しょうぶ通り商店街では、大学教授や学生と連携した様々な取り組みが10年以上にわたり進められてきました。近年は、「 LLP (有限責任事業組合)ひこね街の駅」を立ち上げ、拠点を整備し、「戦国」をテーマとした商店街づくりを進めています。
 平成8年に、商店街の若い商店主約10人が集まり、まちの活性化について考える機運が高まりました。翌年、滋賀県立大学と商店街で、まちづくりの検討を行うワークショップが開催され、学生の発案で「ふるあたらしい街」のコンセプトが打ち出されました。これを受け、平成 11 年から商店街はファサード整備事業により、各商店を町屋風にリニューアルしました。
商店街で生まれたキャラクター  また同じ頃、「彦根城を活用した取り組みだけでは他の商店街に太刀打ちできない」との考えからまちのソフト事業を検討し、地域の歴史を見直したところ、佐和山、石田三成に目が行きました。当時ほとんど知られていませんでしたが、「佐和山城と彦根城という2つの名城に囲まれた街」をPRし続け、平成19年の彦根城開城400年祭では、段ボール甲冑教室を行っている商店主らが中心となって「いしだみつにゃん」「しまさこにゃん」というキャラクターを誕生させました。
第2の街の駅「戦國丸」  江戸時代に寺子屋として使われていた空き店舗を活用するとともに、平成17年には商店主だけでなく地域内外の人も加わった新しい組織「 LLP (有限責任事業組合)ひこね街の駅」を創設し、現代版寺子屋「寺子屋力石」として復活させました。子供たちのお花教室や陶芸教室、おさらい塾、市民が講師になった「それぞれの彦根物語」講座などがあり、多様な人たちが利用しています。平成18年からは滋賀大学・滋賀県立大学の「街なか研究室」の研究発表や活動の拠点として使われ、平成20年には商店街版チャレンジショップとして20代の女性が「カフェルワン」を開業するなど、様々な利用がなされています。
 平成20年3月には空き店舗となっていた銭湯を活用した第2の拠点、ひこね街の駅「戦國丸」を開城(オープン)し、“日本一の城下町で戦国の街をテーマとした『戦国商店街』”を宣言しました。「戦國丸」では戦国キャラクターグッズ、戦国時代の家紋や絵をアレンジしたコンテンツなどの製作・販売を行い、全国で500名以上の会員がいる歴史ファンたちの集いの場となっています。

商店街概要

商店街名 花しょうぶ通り商店街振興組合
所在地 滋賀県彦根市河原、安清町
会員数 31
URL http://www.packet.ne.jp/hanasyoubu-st/index.htm